2016/04/10

アジア胸部外科学会(台北・台湾)で発表しました・・・

Asian Society of Cardiovascular and Thoracic Surgery の学術総会が台湾・台北で4月6日から10日まで開かれました。英語で発表、呼吸器外科領域のアジアでの現状について知見を深めることができました。



まず、私の発表について。

今までの遠隔画像カンファレンスは、比較的近距離(近畿圏内、京都府内)で行われていました。およそ50kmの範囲にとどまっていました。

これを、外国で行ったときにどうなるか、という経験を発表しました。

テレビを見ていて、外国とのライブ中継の時、音声が遅れるため、会話がギクシャクしたりする、ずれてしまうというい場面を見たことがあると思います。
我々の遠隔画像カンファレンスを外国と結んで行った時、どの程度の遅延があるのか、実際にCT画像をコントロールできるのかなどについて、興味がありました。

2000kmはなれた京都ー台南で遠隔カンファレンスを行いましたが、京都で行っているのと同じような操作感覚でありました。自分のMacで京都のサーバーを遠隔操作するのですが、CT読影の時の、画面のスクロールの感覚は、京都でしているのと変わりない印象でありました。
当たり前のことではありますが、距離が離れていても、高速ネットワークでつながれていれば、大量のデータを送受信可能となり、遅延も少ないのであろうと結論いたしました。

つづいて、Single Port VATSについて。

今回、Single port VATS symposiumという会が合わせて行われていました。
そのなかで、LIVE手術の企画がありました。
中国大陸の北京、上海、広州、などの5施設から、ライブ手術の映像を届けていただきました。10数年前、日本でも行われていたのですが、呼吸器外科領域では、学会がストップをかけたような形になり、公式の場で公開されることはありませんでした。

我々の施設では、3カ所の創をつくり、内視鏡、手術機器、自動縫合器をいれて手術を行っています。これを、わずか4,5cmの1カ所の創でやるというものでありました。

実際の手技を見たのは初めてで、スムーズな手技で短時間かつ出血量が少ない手術をLIVEで見たのですから、外科医魂(?)が騒ぎました。

これは、自院でも応用せねばなるまい。そう誓って帰国したのでありました。