2016/05/14

呼吸器外科学会(京都)

日本呼吸器外科学会へ参加しました。

発表演題を見ていると、日本の呼吸器外科領域の関心ごとがよくわかります。ビデオセッションでは、拡大手術・リンパ節郭清などの演題が多いようです。

私の演題は、
「呼吸器外科術前の禁煙指導について」
と題して、京都山城総合医療センターの結果を提示しました。

一人でやっていると、いろいろなことをしなければなりません。
術前の禁煙指導もそうです。

4週間程度の禁煙期間を置かないと、痰が増えるなどの有害事象から、呼吸器関連の合併症が増加するというデータがあります。

当院では、禁煙を守れず、当日の朝まで喫煙したため、手術延期としたこともありました。そこで、患者さんが、楽に禁煙できるようにと考え、禁煙外来を広めてきました。

外来受診時に、喫煙者である患者には、喫煙が肺がんのリスクを上げること、周術期の合併症を増やすリスクが上がること、今後の治療においても、呼吸苦などの原因になり得ることを説明し、手術前からの禁煙するように指導しています。

簡単に、「わかりました・・・」というのですが、自宅で一人で禁煙するのは楽ではないはずです。そこで、禁煙外来で、お薬を使って楽に止めれますよと説明するのです、断られることが多いのが現状です。2週間後に再度外来へ来させるのですが、やめてます、ときっぱり言っているので、「手術を受ける」ということが、かなりの禁煙開始の動機になるということは確かなようです。


2016/05/02

Single Port VATSについて・・・

前回の記事でも書きましたが、Single Port VATSのこと。

入念に準備を行いました。

まずは、部分切除の症例から。
そして、手順については大学のSJ先生と入念に打ち合わせ。
文献、動画も貪るように読みました。

一つの創から、内視鏡、鉗子、自動縫合器を入れて、視野を確保しなければなりません。

器具が喧嘩しないように(英語では、fencingフェンシングと言うようです)、段取りします。

肝心なところはハレーションしてますが、
3本の機器が挿入されているところが見えますでしょうか。
部分切除ですが、手術時間59分、出血8gです。
いままでのThree port VATSと変わりないです。

術後、創部が1カ所であるメリットは、痛みが圧倒的に少ないことです。

症例・経験を増やして、さらなる低侵襲手術を進めていきたいです。


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