胸腔内に乳びが貯留した状態を言います(そのまんまやん!!)
胸管というリンパ管が、腹部から大動脈の横を胸腔に入り、第5胸椎レベルで左へ走行し、静脈角から左鎖骨下静脈へ流れる経路があります。
この胸管の損傷により、リンパ液(乳び)が胸腔内へ漏出します.
特徴的なのはその色合いで、白黄色です。
写真は特発性の乳び胸、術前にマーガリンを5個、栄養のチューブから投与した後の胸腔ドレーンの変化です.
投与前の胸水の色 |
投与後1時間の色 |
投与後4時間の色 |
乳白色、白黄色の変化がよくわかると思います.
この色を目安に、手術を行い、リークや損傷の部位を同定するというのですが、それでもなかなか、難しいですね.
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