京都山城総合医療センターでは、呼吸器外科医は私一人です。手術をどうするのか、患者さんに聞かれることがあります。
「先生がしていただけるのですか?」
と問われたら、
「はい、私が責任を持って行います」
と答えます。
しかし、呼吸器外科、胸腔鏡下手術となると、ある程度の”慣れ”が必要な手術です。そして、手術は一人でするものではありませんので、京都府立医科大学から、支援をいただいて手術を行っています。
今週は、呼吸器外科学教室教授、井上匡美先生がご来院くださいました。井上教授は、大阪府立四條畷高校の先輩で、大阪大学で肺癌、縦隔腫瘍のみならず、肺移植までされていた先生です。この日の手術は右下葉の転移性腫瘍に対する部分切除術でした。
適切なご指導のもと、しっかりと手術を終えることが出来ました。
かなり緊張しましたが、術者としてやっていると、見えていないものがあるということを改めてご教示いただけたと思います。
手術室スタッフと笑顔で写真撮影をしていただきました。当院乳腺外科のK先生は、研修医の時に大阪鉄道病院で勤務していました。当時、井上先生が大阪鉄道病院へ出張された時、一緒に手術に入ったことがあるとのこと、この世界、やっぱり狭いもんだと思いました。
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井上先生、遠いところご来院いただきありがとうございました。
これからも、ご指導いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。