京都山城総合医療センターでは、呼吸器外科の定期手術は月曜日になっています。
朝9:30に手術室へ入室してもらい、麻酔を導入して、手術体位(側臥位)に変換し、手術する皮膚に切開予定線を回帰、オラネジンで皮膚の消毒を行い、自分の手洗いを行なって、手術用シーツをかけ、電気機器の準備をして、やっとこさ、手術開始の宣言を行います。
「メスッ!右上葉肺がんに対して、右上葉切除術を行います。お願いします!」
というような、テレビに出てきそうなセリフで手術は開始になります。
このセルフで、一気に手術モードに変わります。
視野が狭くなって、周りが入りにくいと言いましょうか、切開するところ、剥離するところにビシッとフォーカスが合うようになるんです。
無事に手術が終わると、
「ありがとうございました」
で締めくくります。
このセリフで日常に戻ってくるような感じがします。
研修医の皆さん、メリハリのついた手術場で一生を過ごしませんか?
(もちろん、24時間の軟禁生活というわけではないですよ・・・)