2009/09/26

第21回近畿胸腔鏡研究会・・・

 本日、新大阪ワシントンプラザへ行って参りました。

 第21回近畿胸腔鏡研究会でビデオの発表をいたしました。「左上葉・左下葉に1病変ずつ発生したGGO病変に対する胸腔鏡下手術」の演題で発表しました。我々の施設では、下肺靭帯、上下葉の葉間の切離に際して、ハーモニックを使用しています。新しい物好きという性格がおおいに出ているのでしょう。

 ところが、会場から、「肺靭帯なんで、引きちぎれば10秒で終わりです。」と言われ、「出血なんて、放っとけば一次止血されます。」と言われ、呆然としてしまい、何ともコメントを返せなかったのが悔しいです。まあ、あんな人のいうことは放っとけばよし!!

 この症例、左上葉部分切除+左下葉切除ND2aで、手術時間は2時間36分、出血は18gでした。数字は嘘をつきません。

2009/09/18

山城病院からの夕日・・・

 秋分の日の3日前、ちょうど午後6時の西の空。暮れ行く夕日にしばし見とれておりました。

2009/09/15

熱型表・・・

 呼吸器外科の診療では、発熱性の疾患を見ることはあまりありません。手術後もほとんど発熱しません(消炎鎮痛剤を飲むため、熱型に出にくいです)。ただし、膿胸となると、話が変わります。何らかの原因で、胸の中(胸膜)に炎症が起こり、胸腔内に膿状の液体が貯留した病態をいいます。熱型について、教科書を調べてみました。備忘録的に・・・

 体温の変化を時間的経過を追って記録し、その特徴的なパターンを医学的に分類したものが熱型である。
 (1)稽留熱continued fever:日差が1℃以内の持続する高熱。大葉性肺炎、腸チフス極期、粟粒結核。
 (2)弛張熱remittent fever:日差が1℃以上変動するが、37℃以下には下がらない熱。種々の化膿性疾患、敗血症、腸チフス解熱期、種々のウイルス性感染症、悪性腫瘍。
 (3)間欠熱intermittent fever:日差が1℃以上変動し、1日のうちの最低が37℃以下になる熱。マラリアの発作期、または弛張熱と同じ原因。
 (4)波状熱・再発熱undulant fever:有熱期と無熱期が不規則に繰り返す。ブルセラ、マラリア、ホジキン病、腎結石、胆道閉鎖。
 (5)周期熱periodic fever:規則正しい周期で発熱を繰り返す。マラリア、ステロイド熱。

2009/09/13

顔パック・・・

 男なので、もともと、化粧はしませんし、顔を洗うのも、石けんや化粧水などは使わないなのですが、嫁さんの顔パックを一枚もらってやってみました。
 15分くらいつけていたのですが、少しメンソールが入っていて、すっきりしました。
 肌がきれいになったかどうかは???

第6回京都肺癌をなおす会・・・

 京都センチュリーホテルで開かれました。80人を超す皆様に集まりいただきました。一般演題の一題目として、「呼吸器外科医による禁煙外来 〜禁煙外来の立ち上げと早期の成績〜」を発表いたしました。
 綾部市立病院で2008年9月から開設された禁煙外来について、準備・方法・早期成績について発表しました。
 タバコは肺癌になる危険性を4.5倍(男性)に上げること、タバコをやめずに当日朝まで吸い続けた患者に手術をすると、呼吸器関連の合併症が1.8倍に上昇することなどから、患者の治療という意味でタバコは「百害あって一理無し」です。呼吸器外科医としては、術前に禁煙を指導する立場であります。
 ところが、タバコに含まれるニコチンの依存性はコカイン・ヘロインなどの麻薬と同等で、「根性や気合い」だけでやめることは難しいのであります。自分がタバコを止めれないのは意志が弱いからではなく、タバコには麻薬と同じ強い依存性があるためなのです。
 数年前から、保険診療で、禁煙外来で禁煙の治療ができるようになりました。12週間の禁煙治療プログラムに則って禁煙治療を行えば、患者自己負担は17,000円前後(3割負担の方)になります。成功率は、全体で66%(2/3)でした。
 病院や診療所において、禁煙外来を保険診療する(ニコチン依存症の治療ができる) ためには、その施設において、最低限病院敷地内禁煙であることが必要です。
 京都府のがん診療連携病院の実態はどうなのか、調べてみると、京都府立医科大学附属病院、舞鶴医療センター、そして、現在私の勤める公立山城病院は、敷地内禁煙になっておりません。あぁ・・・




 

2009/09/11

指は切らないで・・・

 指輪がはずれなくなって、救急車で緊急搬送された20代女性。聴けば、朝から6時間以上格闘していて、痛くなって、外れないし、気分もおかしくなったため、救急依頼だったようです。
 苦悶様顔で、やや過呼吸ぎみでありました。
 指輪のはずし方、ひもを使って、片側を指輪と指の間に通し、指先方向に出たひもの片端を指に巻き付けていき、指の根っこの方のひもを解くようにして指輪を指先に送り出す方法があるのですが、指先は腫れてうっ血し、青白くなっていました。この方法でがんばりましたが、どうにも痛くて、指輪も動かず、局所麻酔を行って痛みを取って試みても、抜けません。
 最後の手段ですが、「ゆびはきらないとだめですね・・・」と告げたところ、「指は助けてください」との返事です。
 もうお分かりと思いますが、「指輪」と「指は」の勘違いですね・・・日本語は難しいです。

2009/09/08

生ハム・イチジク・・・

 生ハム・メロンならぬ、生ハム・イチジクでありました。漢字では、「無花果、映日果」と書くようです。
 フルーツと生ハムの組み合わせなのですが、実は今までいろいろと試してみたことがあります。バナナとの相性はバツ、リンゴも×、桃缶は三角、なしも△、メロンが一番いいかなと思っていたのですが、なぜかイチジク、結構イケます。
 水分が多いもの、軟らかいものとの組み合わせが良いのかもしれません。生ハムも、切り落としで十分、白ワインとともに終末の食卓へ・・・



2009/09/06

みそ煮込みうどん・・・

 高速道路1000円を利用して、嫁さんと名古屋へ行ってきました。11時に出発し、13時には目的の山本屋総本家本店に到着しました。名古屋一宮から名古屋高速を利用しましたが、道路はガラガラでありました。
 さて、山本屋総本家の本店でありますが、昼食時を過ぎていた日曜日なのに、15分程度の待ち時間でありました。私は、「名古屋コーチン入りみそ煮込みうどん」にしました。鍋にあつあつぐらぐらの煮込みうどんです。うどんは「ぼそっ」とした固い目・太い目のうどんです。なかなか、おいしいものでありました。


 帰りは、名古屋城へ行って、天守閣に上ってきました。屋根瓦はなぜ緑色なのか・・・ご存知の方、ご教示くださいませ・・・