2016/02/09

京都府 生命のがん教育推進プロジェクト・・・

京都府が主体となって、がんについて広報する一環として、低年齢層にがんを知ってもらうためのプロジェクトでございます。京都府健康福祉部・健康対策課のT氏(以前、京都府立医科大学で研究支援もいただきました)が担当されています。

みなさんも、新聞、テレビなどでご存知かと思いますが、日本人の2人に1人はがんにかかります。身近な病気であること、そして、死亡数が増加しつつある病気であることをふまえて、小学校の高学年、中学生に勉強してもらおうという趣旨でございます。

ご縁があり、今回は京都山城総合医療センターから、私が出張授業に寄せてもらいました。

本日、京都府南部の小学校に寄せてもらい、小学校5年生に、がんについて、わかりやすく(?)話してきました。中でも、たばこのこと、吸ってはいけないよと強調してきました。「吸いたいと思う人はいますか?」と尋ねてみましたが、1人もいませんでした。一方、ご両親のどちらかが喫煙しているのは半数を超えて手が上がっていました。これを機会に、お子さんから、言われて、やめようと思ってくれる人が「禁煙外来」の門を叩いてくれることを祈ってます。



この授業の後半は、がんの体験を語っていただきました。体験者の生の声、真剣な眼差して聞いていました。

校長先生とも少し話をさせていただきました。田舎の小学校とはおっしゃってられましたが、児童は元気いっぱいで、朝から校庭でサッカーなどの運動をしていることや、家に帰ったら、きっと今日の事を話しますよなど、一人一人の児童のことを把握しておられるようで、感服いたしました。

この機会をいただき、写真を撮っていただいたT氏に感謝申し上げます。機会を頂ければ、もう少しうまく話せるかと思い、もう一度話をしてみたいと思うのでありました。

今日は、5年生の児童に元気をいっぱいいただきました。いつの日か、そんな話も聞いたことがあると思い出してもらえればうれしいです。ありがとうございました。


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2016/02/04

内視鏡手術手技シミュレーター・・・

内視鏡手術が広く行われるようになってきています。

しかし、イキナリやってもうまくいかないことでもあります。

合成の皮膚を縫合する練習。

シミュレーターということでお借りしました。

簡易的にビデオカメラとモニターを設置して、皮膚を貫くポートという器具で皮膚を貫いていると仮定しています。
モニターだけを見ながら、左右の手で持った内視鏡手術用の鉗子で練習してみます。

体腔内で縫合することはほとんどないのですが、研修医の先生のチャレンジとなっています。

その他、結紮(糸を結ぶこと)、輪投げなどで感覚を養ってもらいます。

Hand-eye coordinationといいます。手と目の協調というのでしょうか、少しずつ、2次元の世界で3次元の動きを習得することが可能です。
海外では、Nintendo Surgeryとも言われます。


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2016/02/02

病理の切り出し・・・

みなさん、こんばんは。

今日は、病理の標本についてです。

手術で摘出した臓器の記録、組織診断のため、5ミリ位の厚さに組織を切ります。
腫瘍の部分を写真で撮り、電子カルテへ保存したり、どの部分を重点的に見て欲しいかなど、病理の先生に情報を提供します。


その際、使用するのが撮影台です。

ライトがLEDにかわりました。
写真のように、真ん中には、ブルーの透明板を引いています。

両サイドからLED(白)の照明を当てます。カメラを装着して、真ん中に標本を置いて撮影します。

ブルーの透明板を外して、ホワイトをバックに撮影します。

写真の写りですが、ブルーよりもホワイトの方が、辺縁がにじまない、クリアーな写真になりました。

LEDの撮影台のいいところは、従来のハロゲンランプと比較して、熱くないこと。
半袖で仕事をしていると、『あちっ!!』ということがよくありました。


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