2016/03/24

お医者さんと禁煙!!!

禁煙外来、山城医療センターでも行っています。

平成28年4月から、実質、年齢の制限なく、健康保険の3割負担で禁煙外来を受診できるようになります。

父・母と一緒の禁煙指導というのは未経験ですが、将来のある若い世代への保険適応は、正直嬉しいところであります。

ニコチン依存症の診断、直ちにやめたいと思っていること、1日の本数 X 喫煙年数が200以上(1日20本 X 10年が目安)、文書により同意したもの。

という制限があり、中でも問題となっていたのは、「1日の本数 X 喫煙年数が200以上」という項目です。

20代の若いひとが禁煙外来を受診するためには、1日に40本(2箱!)を5年などの、重度喫煙でなければ保険を利用して3割負担での治療ができませんでした。

平成28年4月からは35歳未満の喫煙者については、この制限が外されました。

新年度を機会に、禁煙!と決意するだけです。
その決意をサポートさせてください。

禁煙学会のページをご参考に。

2016/02/09

京都府 生命のがん教育推進プロジェクト・・・

京都府が主体となって、がんについて広報する一環として、低年齢層にがんを知ってもらうためのプロジェクトでございます。京都府健康福祉部・健康対策課のT氏(以前、京都府立医科大学で研究支援もいただきました)が担当されています。

みなさんも、新聞、テレビなどでご存知かと思いますが、日本人の2人に1人はがんにかかります。身近な病気であること、そして、死亡数が増加しつつある病気であることをふまえて、小学校の高学年、中学生に勉強してもらおうという趣旨でございます。

ご縁があり、今回は京都山城総合医療センターから、私が出張授業に寄せてもらいました。

本日、京都府南部の小学校に寄せてもらい、小学校5年生に、がんについて、わかりやすく(?)話してきました。中でも、たばこのこと、吸ってはいけないよと強調してきました。「吸いたいと思う人はいますか?」と尋ねてみましたが、1人もいませんでした。一方、ご両親のどちらかが喫煙しているのは半数を超えて手が上がっていました。これを機会に、お子さんから、言われて、やめようと思ってくれる人が「禁煙外来」の門を叩いてくれることを祈ってます。



この授業の後半は、がんの体験を語っていただきました。体験者の生の声、真剣な眼差して聞いていました。

校長先生とも少し話をさせていただきました。田舎の小学校とはおっしゃってられましたが、児童は元気いっぱいで、朝から校庭でサッカーなどの運動をしていることや、家に帰ったら、きっと今日の事を話しますよなど、一人一人の児童のことを把握しておられるようで、感服いたしました。

この機会をいただき、写真を撮っていただいたT氏に感謝申し上げます。機会を頂ければ、もう少しうまく話せるかと思い、もう一度話をしてみたいと思うのでありました。

今日は、5年生の児童に元気をいっぱいいただきました。いつの日か、そんな話も聞いたことがあると思い出してもらえればうれしいです。ありがとうございました。


にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ にほんブログ村 病気ブログ 肺がんへ


2016/02/04

内視鏡手術手技シミュレーター・・・

内視鏡手術が広く行われるようになってきています。

しかし、イキナリやってもうまくいかないことでもあります。

合成の皮膚を縫合する練習。

シミュレーターということでお借りしました。

簡易的にビデオカメラとモニターを設置して、皮膚を貫くポートという器具で皮膚を貫いていると仮定しています。
モニターだけを見ながら、左右の手で持った内視鏡手術用の鉗子で練習してみます。

体腔内で縫合することはほとんどないのですが、研修医の先生のチャレンジとなっています。

その他、結紮(糸を結ぶこと)、輪投げなどで感覚を養ってもらいます。

Hand-eye coordinationといいます。手と目の協調というのでしょうか、少しずつ、2次元の世界で3次元の動きを習得することが可能です。
海外では、Nintendo Surgeryとも言われます。


にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ


2016/02/02

病理の切り出し・・・

みなさん、こんばんは。

今日は、病理の標本についてです。

手術で摘出した臓器の記録、組織診断のため、5ミリ位の厚さに組織を切ります。
腫瘍の部分を写真で撮り、電子カルテへ保存したり、どの部分を重点的に見て欲しいかなど、病理の先生に情報を提供します。


その際、使用するのが撮影台です。

ライトがLEDにかわりました。
写真のように、真ん中には、ブルーの透明板を引いています。

両サイドからLED(白)の照明を当てます。カメラを装着して、真ん中に標本を置いて撮影します。

ブルーの透明板を外して、ホワイトをバックに撮影します。

写真の写りですが、ブルーよりもホワイトの方が、辺縁がにじまない、クリアーな写真になりました。

LEDの撮影台のいいところは、従来のハロゲンランプと比較して、熱くないこと。
半袖で仕事をしていると、『あちっ!!』ということがよくありました。


にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ


2015/12/25

ハイムリッヒ弁・・・

ハイムリッヒ弁というものがあります。



胸腔ドレナージを行った際、空気を吸い込まないように、一方通行になるようなものです。そざいは透明なプラスチックの筒で、内部に長い目のゴムがついています。外には出れるが、戻って入れない、魚を捕まえる時のワナのような構造です。魚ではなく、空気が戻れないようにということで、密着したゴムが装着されています。

わたしが研修医の頃は使っていましたが、いまはドレナージシステムをつなぐことが標準で、もう使っていませんでした。このたび、在庫処分となり、京都山城医療センターからは無くなりました。昔は、困難使ってたんやでという歴史的証拠として、写真をアップしておきます。

青い方を胸側につなぎます。空気や液体は左方向へ流れますが、逆向きには流れません。

横から見た図はこのように。ゴムのチューブがくっついていて、逆流を防止します。


歴史を語るにはまだ若いかな・・・


にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ にほんブログ村 病気ブログ 肺がんへ




2015/12/06

お久しぶりな患者さん・・・

ある当直の夜のこと、魚の骨が刺さったとのこと、受診されました。

「ああっ!先生!!」

と言われ、

「??」

でありましたが。

「五年前に。」
と、カルテを見ると、膿胸の手術をしていました。

印象的な患者さんで、笠置の山をホラを吹きながら行脚するのが趣味(日課)にしておられました。

「今も山を歩いてはりますか?」
「元気でやってます。」

といった会話で、診察ほったらかして、しばし盛り上がってしまいました。

手術をして、5年経ち、もはや後期高齢者となっておられましたが、自分が担当した患者さんが元気にされているのを知ると、やっぱり嬉しくなりますね。

魚の骨?
触診で異常なく、CTでも骨片認めずで、心配ありませんでした。

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ

2015/11/28

第56回日本肺癌学会(横浜)・・・

日本肺癌学会へ参加しました。
ポスターセッションで症例の報告を行いました。

CTでの経過観察
今年の目玉は、免疫療法でありましょうが、びっくりするくらいの薬価となるようです。
患者には、高額療養費制度があり、一ヶ月の医療費の上限は決まっています。100万円かかっても、実際に支払うのは数万円ということであります。
新薬の効果は、コストの増加に見合うのか?という、大変デリケートな問題に切り込んだシンポジウムがあり、会場は大勢の肺癌治療医で一杯でありました。

肺癌治療の最先端、放射線治療について、抗がん剤、手術、様々な情報を得ることができました。




にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ


2015/11/22

第9回日本禁煙学会学術集会(熊本)・・・

日本禁煙学会の学術集会で発表してきました。

呼吸器外科、肺癌の治療をしていますが、進行がんの方もおられます。
タバコと肺癌の因果関係が言われているなか、初診の時に喫煙中の患者さんも、まだまだ、見かけます。




当科では、治療をする際、必ず禁煙してもらっています。肺癌の治療は、手術をするにしても、抗がん剤をするにしても、呼吸器・肺に負担をかけるものです。これまでタバコでいじめてきたわけですから、今後はタバコなどで肺に負担をかけない心がけを見たいわけです。

禁煙外来を行い、苦しくない禁煙指導をしています。
それでも、手術後に再喫煙してしまう患者がいるのは、残念なことであると同時に、ニコチン依存症の治療の困難さを自覚するのであります。

人生、知らない方が良いということは幾つかありますが、タバコもその一つでありましょう。


にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ


2015/10/17

まダニ・・・

私、呼吸器外科医なのですが、当直をしていると、外科全般の対応をしなければなりません。

マダニをご存知ですか。

2,3mmの虫なのですが、都会に住んでいると、出会うことはほとんどありません。

家ダニとは別の種類で、山・林などに入ると、知らないうちに刺されて、吸血されるというものです。自覚症状が出ないので、刺されていても気づかないことがあるようで、今日の患者さんも、昨日、山で仕事をして、今日気が付いたということです。

局所麻酔をして丁寧に取り除きました。吸血できていないのか、まだ小さいままでした。

1、2週間で発熱や嘔吐などの症状が出ることがあります。慎重な経過観察が必要です。


にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ



2015/09/09

End Noteの活用・・・

文献整理用に、使用しているEndNoteというソフトがあります。

webサイトを見ていると、新しいサービスが始まっていました。

"一致"とうサービスなのですが、論文のタイトル、要旨をコピペすると、投稿するにふさわしい?(内容が一致しそうな)雑誌を探してくれるというものです。

早速、このまえ、通してくれなかった論文で試してみました。


結果、6つの雑誌を列挙してくれました。
一番上位に来たのは、私が投稿した雑誌でございます(残念)。

さて、次の投稿に向けて、練り直しです。
がんばるよぉ〜


にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ にほんブログ村 病気ブログ 肺がんへ