2012/12/26

はやいぞ!LTE・・・

LTEって、ご存知でしょうか。
ソフトバンクのCMでEvery Little Thing (ELT)がLTEに改名??したことで有名になったものです。Long Term Evolutionの略称で、携帯電話の新しい通信規格のスピードの早いネットワークです。

2年こして使ってきたiPhone 4のバッテリーがあやしくなった事もあり、iPhone 5に変更して1ヶ月くらいになります。以前は3G回線をおっちらと使っていたのですが、この、LTEになってから、Webのスピードが断然早くなったと思います。

体感スピードは上がったけど、実際のところどうなのよ???と思うのが理系の性と申しましょうか、実際の通信速度を測定してみました。
使用したのはGISTというアプリです。iTunes Storeから無料でダウンロードできます。
iPhoneの設定で、WiFiをオフ、LTEをオフ、すべてのメモリーを開放して、ボタン二つを長押しして再起動しました。まずは、3G回線での10回連続測定、LTEをONにして、LTEで10回測定、そしてWiFiをONにして10回測定いたしました。WiFiの環境はNTTのフレッツ光でした。



10回測定した平均値と標準偏差を示しています。LTE早いです。10Mbps出ています。3Gは2Mbpsくらいですから、平均値で5倍速いという結果になりました。
場所、時間帯によって同じ数字にはならないでしょうが、京都市内、真ん中であれば、LTEは十分なスピードであるといえるでしょう。今後、使う人が増えて、回線が込み合ってくると、どうなるか・・・暖かくなったら検証しよう(忘れる可能性大)。




2012/12/17

ロータリーダイセクター・・・

新発売になったロータリーダイセクターを使用してみました。


従来はJ & J社製の先端が丸いコットンタイプのものを使っていました。胸水・血液を吸ったりすると、摩擦抵抗が下がり、肺を押さえるときに使用勝手がよくないときもありました。

本製品は、先端が6角形のロータリー型になっており、素材も特殊な樹脂を固めたもので、肺・胸膜を押さえて視野を作る際、ほどよい摩擦抵抗でありました。

また、先端からの距離も白いメモリ(1cm単位)で示されているため、自動縫合器を使う際に、長さを選ぶときの基準としても参考になるような工夫がなされています。

製造・販売のリンクは
八光メディカル
ロータリーダイセクター
です。値段も従来品より低く設定されているようです。




2012/11/30

国際学会で発表してきました・・・


このたび、オーストラリア・シドニーで開催された国際学会、
で発表してきました。
マンレービーチ、パノラマ写真です。サーファー天国でありました。
この日は30度まで上がりました。

遠隔医療学会と申しましょうか、オーストラリアは国土が広く、病院までのアクセスが遠い地域があり、高速ネットワークを使って、糖尿病、COPDなどの慢性疾患を遠隔管理することが日常的に行われています。



私が発表したのは、遠隔地画像カンファレンスについてです。

呼吸器外科をやっているとは言っても、定型的な手術だけではなく、時には難しい症例に出会う事はあります。手術の段取り、方針を相談するのに、大学病院まで行かなくても、高速ネットワークでやりましょうというのが趣旨でありました。

Keywordは、画面共有、双方向性です。

従来の遠隔会議というと、話し手がプレゼンテーションするのを見る、意見を言うくらいで、テレビを見て時々読者アンケートに答えるようなもんというイメージでありました。

このような遠隔会議を、一方向性通信とすると、我々が目指したのは、まさに、双方向性通信でありました。

我々、呼吸器外科医が、術前症例について画像カンファレンスを行うときは、300-400枚くらいの胸部CTをパソコンのマウスを上下にスクロールしながら見ます。見ているほうから、「ちょっと上見せて」「もどして」など、操作者に指示を出してみることは、時に「マウスかして!!」と、自分で動かしたくなる事がある訳です。

そこで使用したのはVirtual network computingというソフトウェアです。これは、同一ネットワーク内のほかのコンピュータの画面を自分のコンピュータに表示する為のソフトです。自分のコンピュータを動かせば相手のコンピュータを動かせるし、相手が動かせば自分のコンピュータに動いているところがシンクロされるという優れものであります。



Windows にMacintoshから接続し、Macintoshのデスクトップの中にWindows7のデスクトップが表示されています。どちらを操作しても、両方のデスクトップ画面はシンクロされているのが分かると思います。

このMacintoshを公立山城病院へ持ってきて、京都デジタル疎水ネットワーク(ギガビットネットワーク)を通して接続します。京都府立医科大学と公立山城病院間で遠隔画像カンファレンスを行っています。タイムラグ、駒落ちは意識しないくらいの微々たるもので、非常に快適な環境を構築できています。


2012/10/31

木津山・・・


公立山城病院の6階の東側の窓から、枠に固定して、時間を空けて撮影してきました。

木津山と書きましたが、正式名称は不明です。

2011年5月から1年あまりの時間経過です。中央の山がケズラレ、まっすぐな道ができてきます。

2012/10/07

公立山城病院開設60周年・・・




本年で、公立山城病院は開設60周年を迎えました。

記念式典として、木津駅前広場に特設会場を設け、ステージ、地域名産店、木津高校のお茶、病院からの健康相談・アロマなどをして、お祝いをしました。

写真は木津川市のマスコット。ちびっ子に大人気でありました。

私は、初めましてと言ってしまいました。


2012/10/06

木津川 流れ橋 (4)

また、流れてしまいました。
平成24年9月30日(日)の台風15号の接近による大雨、増水によるものです。
前回の修復から半年くらいでしょうか・・・

自然の猛威には逆らうすべもなく、ただ流されるだけの流れ橋。

自分でいうのも変ですが、私は流れ橋が好きなんです。
車は通らない、手すりもついていないのでちょっと怖いのですが、のんびりと歩けます。
川に近い高さなので、川の流れを身近に感じられるので好きなんです。

地元の人がいうには、また半年くらいわたられへんな・・・とのこと。

自転車や歩行者にとっては、日常的に使われている橋なのであります。

木津川右岸からの写真。

木津川左岸からの写真

新木津川大橋から撮影、パノラマメーカーで合成しました。



2012/10/02

英語の教科書・・・


「使える理系英語の教科書」森村久美子著

さて、やりますか・・・




2012/09/25

気管切開・・・

長期間人工呼吸器から離脱困難な症例、頻回な気道吸引が必要な症例に対して、気管切開という手技を行うことがあります。(緊急時には輪状甲状靭帯切開が早いです)

待機手術になりますので、手術室の予定を聞いて計画します。

私の方法は、局所麻酔、横切開、前頚筋群・舌骨下筋群を縦方向左右に分け、甲状腺に到達します。甲状腺の上を目指して剥離し、時に1/3位を切離し、気管に到達します。気管の前面を左右に剥離、第2気管軟骨の上縁を確認しこの軟骨を切離できるくらいの剥離を追加します。

皮下に3−0ナイロンをあらかじめかけておきます。第2気管軟骨の上縁で切開し、逆U字切開となるように左右で第2気管軟骨を切離します。あらかじめかけておいた3-0ナイロンで気管軟骨を反転して逢着します。切離部の止血を確認し、気管カニューレを挿入します。

今回、たまたまですが、3症例の気管切開を行いました。

山城病院の研修医は5人ですが、これまでに2人は気管切開に助手として入ってもらっています。今回は、残りの3人に入ってもらいました。

これで、研修医の5人は気管切開の経験をしてもらったことになります。外科の研修は必須でなくなったとはいえ、将来、外科医が不在となっては困ります。少しでも、外科の面白さを知ってもらえればと思います。

写真は、気管切開の後のチューブの先につける”人工鼻”です。酸素投与が不要であれば緑のアタッチメントは不要です。



2012/09/08

禁煙外来・・・

公立山城病院で禁煙外来がはじまりました。

喫煙者は【ニコチン依存症】という病気であるという認識のもと、薬剤を併用しての禁煙を目指します。禁煙ではなく卒煙、すなわち、タバコから卒業して、二度と戻らないというものです。

毎週金曜日 午後2時から行っています。やめたい、やめる!と思った方は、ご予約ください。

呼気中の一酸化炭素濃度は22ppm。
血液中のヘモグロビンと結合する一酸化炭素の割合が2.4%という表示になります。酸素の飽和度は99%ですから、すでの4.2%もとられているので、この人は最大でも94.8%の酸素飽和度になるという計算になりますね。


2012/07/29

夏レク2012 in 淡路島・・・

今年の呼吸器外科の夏レクは淡路島で行われました。
私は、当日食す分のカロリーを消費しようと、「チャリで行く!!」宣言をしていました。

しかし、前日は山城病院の当直、8時30分出発で、明石まで走っていては、さすがに夕方、日暮れとなってしまいます。そこで、輪行を決定しました。通販で輪行袋を購入し、当直中にバイクをばらし、袋へ収納しての旅立ちでありました。

JR京都駅で。新快速の最後尾に乗るところ。

木津から京都、京都からは新快速で明石までと思ったのですが、時間に余裕ができたので、神戸で普通へ乗り換え須磨で下車しました。須磨海岸、駅の改札を南へでると、そこはもう、ビーーッチでありました。初めて須磨で降りたのですが、これはすごいと思いました。


海へ行く人とは反対の北口へ降りて、輪行袋からバイクを取り出し、車輪をはめ、ブレーキワイヤーをかけて、上下脱いでサイクリングスタイルになり、国道2号線を西へ向かいました。国道2号線は、途中、須磨の海岸沿いをJRと平行して走る区間があります。ここの海の景色を自転車で見たらどうだろうかというのが、須磨で降りた動機であります。

JRの線路ごしになるので、海が見える区間はほんのわずかでしたが、潮の香りと風が心地よかったです。


明石まで10kmの道のりをおよそ30分で走りました。ジェノバラインの出発まで30分あったので、補給といたしました。出発港のすぐそばのお店に入りました。

ジェノバフェリーを待つ間に明石の卵焼き。あつあつをいただきました。
ネットでフェリーを検索したのですが、明石大橋の影響で、タコフェリーはつぶれてしまったし、神戸や泉大津から洲本まで出ていたフェリーもすべて廃止されていました。

淡路島へ車で行く人は、”すべて”、“必ず”、明石大橋を渡ることが義務づけられたことに初めて気づきました。

歩行者、自転車の為の渡海の方法は残されていました。唯一、明石からジェノバラインへ乗るしかないのであります。

明石大橋を下から眺める為には、ジェノバラインに乗る意外方法はありません。
風が心地よかったです。
さて、淡路島上陸後、まず目指したのは、淡路ハイウェイオアシスです。若手I先生と待ち合わせの為です。このハイウェイオアシスは、高台にあり、海抜ゼロからのスタートで一気に標高200mmまであがるヒルクライムでありました。下で待ち合わせればよかったと思っても後の祭りでした。

I先生、病棟業務が終わってから、車で自転車を運んで、ここから一緒に洲本を目指す計画でした。駐車場に入ってくる車を眺めながら、待っていると、iPhoneの画面が異常でした。高温注意報、こんなところにも出ました。あわてて、自販機でイロハスを買って、強制冷却を行いました。


待てど暮らせど、I先生の車は来ないし、何気なくメールのチェックをすると、病棟でちょっとトラブルあり、間に合わないので先に行ってくださいとのこと、「この炎天下で、先輩を30分待たせたあげく、来ないとは!!」「緊急時は電話せえよ!!」と怒り震盪でしたが、血圧をあげてもしゃーないので、ここは、暑さに耐える訓練をさせてくれたと、I先生に感謝しつつ、一人洲本へ向かいました。

iPhoneにエネループをつけて充電しながらの走行です。

午後2時頃、暑さ最高!でした。ほっかむりするだけで、暑さが和らぎました。
洲本の海岸で先発隊と合流、ひざ下だけ海に使って冷やし、ポカリで乾杯いたしました。休憩1時間いただき、ここから、少しの上り道、淡路観光ホテルへチェックインいたしました。

本日の総走行距離51.40km, 時間5時間53分(フェリー、ビーチ休憩を含む)。
消費カロリーは3687kcal。


翌日、少しふらふらする頭でありましたが、朝食をしっかりととっての再出発です。前日とルートを変更し、淡路島を西へわたって海を見ながらのサイクリングを計画しました。

淡路島を超えるには、山越えをしなければなりません。洲本から五色浜のほうへ抜けるルートを選択し(一番標高が少なそうだった)、8時30分出発でした。途中、車のN先生、Iw先生に追い越されながら、ゆっくりと進みました。

走り出してから5kmを超えて、登りが急になりました。この山越えが本日のメインイベントです。最後の最後で歩いてしまいましたが、この登りで体力すべてを使い果たしたような気持ちになりました。山の下りの後は海岸線の平坦なコースが続きます。海を見ながら、当初の予定とおり、なんだかんだの50km走行でありました。明石大橋が見えたときは、かえってきたなぁと達成感がありました。
クライマックスの明石大橋との再会です。
道の駅あわじで「淡路牛バーガー」をいただきました。コーラを一本、かなりの高カロリーなのでしょうが、50km走ったので良しとしました。
焼き肉が挟んであります。牛のハンバーガーと思ったのですが、これはこれでBe Me!でありました。

明石駅で自転車をばらし、再度の輪行。特急のスーパーはくと京都行きに運良く乗れました。車内はがらがら、貸し切りに近かったです。京都駅は0番線に到着でした。跨線橋をわたらずに中央烏丸口から出れたのもラッキーでした。
再度自転車を組み立て、東洞院通りをのんびりと家に向かったのでありました。






総走行距離51.88km, 時間4時間24分(フェリー込み)。
消費カロリー:2818kcal。

淡路島の北半分を一周した計算になります。次は淡路島1周をチャレンジしてみたいです。



2012/07/17

脱水に気をつけましょう・・・


夏のトレーニングは熱中症にならないように注意しましょう。

屋外での活動は、日中は避けること、喉が渇く前に水分、塩分を補給することが大切です。(高校時代は、暑さに慣れるためと称して、午後1時から2時間だけの練習というのもありました。1年の時は、本当に暑さがつらかったことを思い出します。)

この年ですから、トレーニングを行う時は、ハーフポカリを携行しています。
1リットルはいりますが、ポカリの粉を半分にして、うすくしています。喉が渇く前に小まめに補給することを心掛けています。

2012/06/30

大祓(おおはらえ)・・・

大祓とは、6月と12月の晦日に行われる除災行事であります。

恥ずかしながら、この年になるまで、とんと知りませんでした。妻曰く、「今日は神社へ行きたい。・・・・」という事で、貴船神社へいきました。

駅までの道のり、氏神様の下御霊神社へ参ると、「茅の輪くぐり」がありました。実は、茅の輪くぐりも、初体験でありました。八の字になるようにわたります。その後で、本殿にお参りしました。

下御霊神社の茅輪くぐり


京阪電車、叡山電車を乗り継ぎ、貴船口で下車しました。バスもあるのですが、時間に余裕があった事、川からのマイナスイオンを浴びたかった事、貴船神社までは歩いて行きました。

貴船神社では、大祓の行事は午後3時から始まります。たなばたの飾り付けをして時間を待ちました。人形(ひとがた:紙製の人の形に似せたもの)を準備して神事が始まりました。



神主さんの祝詞の後、人形に3回息を吹きかけ、頭から肩、腕、腹、足まで、体の部分をこすります。これを袋に入れて、神主さんに渡します。この後、大茅の輪くぐりをされ、われわれもくぐりました。




神主さんたちは、下流の貴船川におもむき、祝詞を朗唱しながら川に流してくれました。これで、私たちも禊(みそぎ:身をそぐに由来する)をしたことになります。




半年に1回の大祓、日本人として、忘れないようにしたいです。


2012/06/17

飛鳥の蘇(ソ)・・・

飛鳥へいってきました。

飛鳥とも明日香とも書きますが、飛ぶ鳥の勢いがあった地方だったのでしょうか。

古代史の秘密、邪馬台国の謎など、興味は尽きません。今回は石舞台古墳へいきました。久しぶりの飛鳥(結婚する前にレンタサイクルをした記憶があるので、かれこれ20年くらいいってないことになります)、道路が大分整備されている印象でした。

 石舞台古墳については、有名なのでネットで調べていただくとして、当時はこの岩の上にも盛り土があったようです。長い年月で自然に流れてしまい、江戸の頃の資料に残っているのは、岩の露出した今の姿のようです。曽我馬子(入鹿)の祖父の墓と考えられています。



今回の話は、個々からが本番になります。石舞台古墳のそばの売店でのこと。

飛鳥の蘇(ソ)なるものを売っていました。租庸調のソ?(字が全然違います…)などと、教養ないことを考えつつ店に人に聞いてみると、牛乳から作ったチーズのようなものという事でした。シルクロードを通って、東の終点の飛鳥へ伝わったといわれます。原料は牛乳1升くらいから、この大きさになるようです。ちょっとwetな蘇(ソ)を試食させてくれました。

お味の方は、万葉の味という事で…





一番くじ夏目友人帳〜本屋玉手箱〜・・・

次女のコレクション。
今回も、けっこう、がんばったみたいです。
懐中時計、あけるのがもったいない・・・ともうしますが、顔がにやけてました。




2012/06/01

いよいよ院内禁煙に・・・


平成24年7月1日から、公立山城病院でも、敷地内禁煙となります。
施設内禁煙と敷地内禁煙は厳密にはちょっと違って、施設内禁煙の場合は、建物の外に吸い殻入れがあってもいい基準です。
今回、山城病院では、敷地内の禁煙となりますので、灰皿もすべて撤去です。この張り紙、病院入口を出たところに設置されている灰皿の前には貼ってないところが、山城らしい?告知文ではありますね。

2012/05/21

ルート(神経根)ブロック・・・

ルートブロック?日本語では、神経根ブロックといいます。脳から出た脊髄が脊椎の中の脊柱管の中を通って頸椎・胸椎・腰椎へ進むとき、椎骨の間から神経が分岐して出て行きます。この神経の根っこということで神経根といいます。

ここをブロックする訳ですから、痛みを押さえることができます。
多くは、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱間狭窄症による痛みの軽減のために施行されるようです。

山城病院では、写真のように2方向からの放射線透視で確認しながら、最も効果的に症状の改善が得られるポイントに薬を注入しています。


昨日まで座る事も出来なかったのに、次の日には歩いて帰りました。

2012/05/16

遠隔授業・・・

呼吸器外科学会で秋田へ出張したとき、水曜日の大学授業を遠隔授業として行いました。

学生さんは、5年生のポリクリで呼吸器外科を回っている二人です。その前の週に、「来週は、秋田から遠隔操作で授業をする」とアナウンスしておりました。

秋田について、昼飯に庄内地鶏のうどんを食し、Be Me !!とか言って、13時30分から、約束の遠隔授業といたしました。

秋田駅前から、WiMAX回線でVPNでログインし、大学内のMacへVNC接続をいたしました。音声はVoice Chatterというオープンソースのアプリを使用しました。


学生さんのみているMacがServerになります。あらかじめ準備しておいたプレゼンの資料を見せながら、遠隔地で画面操作を行いつつ、音声で講義を行いました。


これが、日本の医学会における遠隔授業の第一歩として記録されんことを記念して・・・



2012/05/04

木津川 流れ橋(3)・・・

曇り空のもと、サイクリングへ行って参りました。休日ですので、ちょっと足を伸ばして流れ橋まで。

この流れ橋、昨年の台風による木津川の増水で、橋が流れたままになっていました。先月来た時も、修復中で立ち入り禁止でしたが、今日は通れるようになっています。やったね。


ご覧のように、木製の橋でございます。時代劇のロケなどでも使われることがあるようですが、本当に橋が架かっているだけであります。柵がないので、万が一の時は、助からないでしょう(今日は昨日の雨で水かさが増えていますので、運が良ければ泳ぎ付けるかもしれません)。自転車、単車、歩行者が通れます。自転車、単車は押して歩くように書いてありますが、まれに、恐れを知らない強者が通り過ぎることもあるようです。


今日は春日和ということで、赤のアンダーシャツに白の半袖シャツをかぶってみました。
橋の部分は概ね木製です。橋桁を見ると、所々新しい木を使っており、修復の後が伺えます。また、右岸側の橋桁は、損傷しやすいのか、今回の修復でコンクリート製になっていました。遠くから見る分には分かりませんけどね…



橋の部分は流されてもワイヤーで引っ張られ、筏のように川に浮かんでいる訳ですが、同じ素材をそのまま使うという点でリサイクルになっています。



流れた時の様子が気になる方は





2012/03/25

びわ湖一周ロングライド 2012・・・

はじめに 

みなさん、”びわいち”といって、何を想像されるでしょうか。
誰が言い出したのかは知りませんが、びわ湖一周のことを略して”びわいち”と言っています。今回、びわ湖一周のサイクリングにチャレンジして参りましたので報告いたします。

私は、今年で、45歳になります。四捨五入すると50歳、アラフォーからアラフィフへ、人生の転換(?)となる年齢であります。この年に、今まで、自分がした事ないもの、周りの人もしてなさそうなこと、がんばれば出来そうなこと、そんなことにチャレンジしたいと考えました。

そこで”びわいち”にチャレンジしました。一人で計画しても良いのですが、サイクリング中、定期的に休憩のサービスが得られること、他にも大勢走っている中で、ペースがつかみやすそうだったことから、「びわ湖一周ロングライド2012」という大会に参加しました。長浜を出発し、反時計回りにびわ湖大橋から北のびわ湖(北湖)を回る大会で、公式距離は148kmです。自転車再開歴1年3ヶ月(子供の頃は毎日乗ってましたが…)でありますが、京都ー木津の40kmは乗っていたし、”がんばればできそう”な目標となりました。

大学生の頃は、びわ湖一周をバイクで行きました。これはこれで、一日がかりのイベントでした。当時は道路の整備も進んでなく、湖東の湖岸道路なんかは、橋が架かってない川もあり、大きく迂回したことも覚えています。

ネットでエントリーを済ませ、参加登録証が送られてきたのは1週間前でした。私は第2グループ、6時25分スタートになりました。当日は朝4時に起床、ついてすぐに乗れるようにサイクリング着に着替えて、出発しました(もちろん自家用車でですよ)。現地の駐車場には5時45分ころに到着しました。スタート地点まで3kmくらい、ウォーミングアップをかねて走っていると、反対車線を自転車の一列が過ぎ去って行きました。第1グループは出発、もう大会は始まっているんだと思うと、少し胸が高鳴ってきました。

エントリーを済ませ、背中に2104のゼッケンを付け、スタート地点へゆっくり進みました。20台くらいずつ、時間を空けてのスタートです。私の隣には、小学生と思しき男の子が、父・母らしき人にはさまってスタートを待っています。「この子にも負けるんかな…」と思いがよぎりましたが、「これはレースではない」のです。マイペースです。
当日の天気は曇り模様。われわれのスタート時には、少し雲が切れて対岸の比良山系が見えました。「いってらっしゃーい!!」との声援に押され、6時35分の出発でありました。集団のなか、少しずつ抜かれて行きます。やっぱり皆さん、軽いですね。
私の目標は、無事故・完走・平均20km/hの3つです。無事故・完走は当たり前の目標なのですが、平均20km/hを維持できるかが、この大会を完走できる鍵と思って設定したものです。150kmで一周であれば、20km/hで走ると、走行時間だけで7時間30分になります。途中の休憩を4カ所で1時間30分とすると、合計9時間となり、15時30分のゴールと予想できます。大会の完走の規定は16時50分ですから、1時間の余裕で完走できるとふんだ訳であります。

第1セッションは順調な走行でした。自分のペースとしては少し早い目の24-26km/hのペースで引っ張られました。スタートから20kmくらいのところ、信号待ちで止まろうとした時のこと、前輪が重い…。いやな予感は当たりました。そう、 パンクです。信号を曲がり、橋の上でパンクの修理です。小さい頃からやってましたから、チューブの入れ替えはお手の物…のハズだったのですが、タイヤを入れる時にチューブを挟み、新品のチューブは穴空きの状態になってしまいました。もう一本持ってきていましたので、今度は落ち着いて…と思っても、無理矢理タイヤをはめ込んだものですから、やはり、空気が入らない…。まさか、二本とも失敗するとは思ってませんでしたからあせります。第3グループの人もどんどん追い越して行かれるし、「スタートから1時間、こんなところでリタイヤ??」という思いが頭をかすめました。

大会本部へ電話で連絡すると、修理スタッフが2km先にいるので、レスキューに来てくれるとのこと、これで救われました。橋の上で待つこと10分くらいでしょうか。白いワゴン車でさっそうと(?)やって来てくれました。パンクしたこと、修理に失敗したこと、恥ずかしいけどすべて正直に話し、チューブ交換の仕方、タイヤのはめ方、しっかり見せていただき、予備のチューブもいただき、ありがとうございました。再発進できました。

また、もう一台の白いワゴン車がありまして、「回収車」と名札付きです。「回収車」のお兄さんが言うには、「たぶん最後尾ですわぁ」「時間内にチェックポイントを通過できない場合はこれに詰め込むんです…」と、怖いことをおっしゃいます。「大丈夫、がんばってください」の一言で、再スタードがきれました。ありがとうございました。
さて、「回収車」が後ろを走ってくる雰囲気・水をはねる音のプレッシャーに押されつつ、少し早いペースで進みました。

春 湖 岸 ゆ っ く り 走 る ひ と り 旅


俳句?なども思いつく余裕も出てきました。第1エイドステーション「道の駅あぢかまの里」の手前、ゆっくりの下りのところで、おじいさんを追い越しましたので、最下位から脱出でありました。

第1エイドステーション「道の駅あぢかまの里」(27.3km)

びわ湖一周ロングライド2012には、スタート地点以外に4カ所のエイドステーションがもうけられています。このエイドステーションの中にチェックポイントがもうけられ、背中のゼッケン番号のチェックと、通過の印に黄色のシールをヘルメットにはってもらいます。このシールがないと、完走と認められないようになっています。


ぎりぎりの到着だったので、みんなが食べた後で残ってないかも…と心配しましたが、たくさん残っていました。おにぎり、みそ汁、パンなど、山盛りで残っていました。こんなにあるなら、次の第2エイドステーションでも余っているかなと思いました。おにぎり一つ、みそ汁をいただき、「これで最終です」と先ほどの回収車のお兄さんが到着しました。乗せられてはかなわん…と思い、そそくさと第1エイドステーションを後にしました。

岩熊トンネルへ上る直前は、とてつもなく急な坂道となっています。「こんなルート選ばんといて…」と恨みながら、一番軽いギアで何とか上りきりました。岩熊トンネル(780m)は歩道を通行です。トンネル内の点灯を呼びかけるスタッフの方、おつかれさまです。トンネルを抜け、ゆるりと下り坂をおりると、奥琵琶湖の湖岸を走る景色のいい道路の走行です。曇り空は変わりないですが、びわ湖は一番澄んでいて、きれいな水でした。

びわ湖の西岸を、湖沿いに南下します。この頃から、お尻の負担が強くなりました。立ちこぎしてお尻を休めないと、ちょっとつらいことがありました。道の駅しんあさひ風車村を通過し、びわ湖こどもの国へ到着いたしました。

第2エイドステーション「びわ湖こどもの国」(61.6km)

スタートからおよそ60kmの第2チェックポイントへ到着しました。自転車を降りると、足が動きません。自分の足ではないような感覚です。しっかりと地に足をつけ、屈伸したり、ストレッチしたり、何とか歩けるようになりました。かなり、足に来ていることは分かりました。「しっかりと栄養補給しよう」と思ったのですが、おにぎりがなかったです。お腹がすいている訳ではないのですが、これで次までもつのか?ゆでたまごがたくさんありましたので、2個いただき、塩をかけていただきました。ゴーフルのようなお菓子もいただきました。ドリンクの補給は、自動販売機でアクエリアスを購入して、ボトルへ詰め替えました。

今から思うと、ここが一番きつい時でした。足のストレッチを十分に行い、再スタートを切りました。旧市街地の細い道を通ります。休みを入れたことでお尻の負担は大分ましになっていました。しかし、足の疲労の回復は簡単にはいきません。筋肉痛も出てきて、乳酸をためないよう、回して行くしかありません。自転車をこぐとは言いますが、ペダルを回すと言う方が正しいです。毎分80回くらいで回転させるのが最も効率よいと言われています。

第3セッションは近江高島で沿道の方々に声援をいただきました。このあと、国道161号へ合流となります。車の通行が多いので、端っこを一列で走ります。近江舞子のあたりで、国道からはなれ、JR湖西線の高架の下を進みます。志賀駅で再度国道に合流しますが、この短い坂道がこのセッションの最大の難所でありました。
この後は国道161号をさらに南下します。蓬莱・和爾・小野と駅をすぎ、堅田の手前がびわ湖大橋です。

第3エイドステーション「びわ湖大橋米プラザ」(93.4km)

第3エイドステーションへ到着しました。ここでは、多くの人が休憩中でした。足はかなりの疲労がたまっていました。チェックポイントでしっかりと歩き、シールをいただきました。近江米のおにぎり、しじみのみそ汁、お茶をいただきました。

この糖分補給がききました。30分くらい休み、ストレッチして、次のセッションへ挑みます。一日で90km以上のロングライドは未知の世界になります。木津ー嵐山の往復で90kmですから、本来ならこれでサイクリング終了となるはずです。全体の60%終了とはいえ、湖東の湖岸道路を北上する残り60kmを意識せずにはいられませんでした。

最初の関門は、”びわ湖大橋”です。この橋、こんなに急坂だったか?と思うからの急坂です。ギアを一番軽くして、力のはいらない足を”回し”ます。頂上を超えての下り坂は楽ちんでした。びわ湖大橋は片側2車線になっています。追い越し車線には、溝が切ってあって、自動車で通過すると、「遠き山に日は落ちて…」のメロディーがなるようになっています。制限速度で走ると、ちょうど良いメロディーになり、スピード超過を抑制する工夫がなされているようです。

びわ湖大橋は歩道を通過しました。料金は無料でありました。その後は、車の通行量の多い湖岸道路を北上して行きます。近江八幡市の野球場(学生時代に慈恵医大との対抗戦で使用しました)を横目に、湖を見ながらさらに進みます。本大会の一番の難所の近江八幡国民休暇村へつづく海岸線へさしかかりました。上りがメインですが、時々下りといったレイアウトで、いつ終わるとも知れないワインディングロードが続きましたが、足をつくことなく、何とか上りきりました。

ここを下れば後はほとんど平地のはず、がんばって自転車を進めました。ところが、思わぬ伏兵(?)というか、上り坂がありました。日本一のびわ湖ですから、流れ込む川も多数あります。川にかかる橋を渡るということは、土手の高さまで”上り”がある訳で、それが川の数だけある訳で、予想しなかったアップダウンに苦戦しました。

第4エイドステーション「湖岸緑地南三ツ谷公園」(124.7km)

ここが最終のチェックポイントになりました。お尻の痛み、足の疲労はピークでした。スタッフのお姉さん、「ゴールまで後23キロです」とアナウンスをしていました。「最終セッションは短いんや…」というのがせめてもの救いでした。近江牛コロッケ(大人気で行列ができていました)と糖分の補給にバナナをもらいました。

呼吸も落ち着き、最後のストレッチを行い、水分の補給を行い、のこりの23kmへスタートを切りました。湖岸をまっすぐ北上しました。川もいくつか超えました。彦根市内、そういえばS村先生は彦根出身だったわと思いながらの彦根通過となりました。

びわ湖の際の道路になりました。小雨で路面はぬれていました。左へ大きく曲がった湖岸で、遥か彼方に豊公園の長浜城の影が見えました。「あんなとこまで行くんかいな…」と、目標が見えて、ますます遠く感じるという、精神的に苦しい時間帯でした。残り6kmの標識を超え、いよいよ最後の交差点、スタッフのお姉さんに「あと少しがんばって下さい」との声援で元気100倍となりました。ありがとうございました。ゴール直前の信号で少し自転車の密度が上がりました。豊公園にはいり、スタート地点=ゴール地点へ戻ってきました。アナウンサーの「おかえりなさい!!」の声と、ハイタッチで、無事、私の”びわいち”は終わりました。

無事に完走できました。長かったです。一人で行かずに大会へ参加してよかったです。参加賞と完走の賞状をいただき、駐車場までの残り3kmをゆっくりと走ったのでありました。

iPhone用アプリのCyclemeterで記録した今大会の記録です。
走行時間7時間35分、停止時間1時間49分、距離151.2km、平均時速19.9km/h。
消費カロリーは5389kcal。


完走した証明に認定証をいただきました。
雨で少し湿ってしまいましたが宝物です。


あとがき

本大会に参加してよかったです。エイドステーションのスタッフの方々、補給をありがとうございました。トンネル、交差点、信号で交通整理をしていただいたスタッフの方々、ありがとうございました。大会運営をしていただいたスタッフの方々、ありがとうございました。パンクを修理していただいたスタッフのお兄さん、回収車のお兄さん、リタイヤせずに走りました、ありがとうございました。そして、一緒に走っていただいた方々、ありがとうございました。

お昼頃に電車で長浜へきて、長浜市内を散策していた妻、次女へ。次回はもう少し早く来てください(ハイタッチできるかと期待していた…)。おみやげの長浜バーガーはうまかった。

デジカメは必須です。iPhoneではてぶくろ越しに操作できなかった。写真が一枚もないブログになってしまいました。

体重、前日の晩と比べて1.5kgの減でした。これからは、日々の積み重ねを目指して行きます。

2012/03/17

夏目友人帳 一番くじ・・・

次女です。
この日のために、小遣いをためてました。
夏目の大きなフィギュアまであたって、満面の笑み。
小さなのフィギュアのクビの付け替え。まだまだ、子供やね。


机の上に、並べるだけ並べて、「見ているだけで、楽しいわぁ」とのたまいまする…

黒にゃんこがお気に入りのようです。

友人帳も載せて…とのこと。



私らの頃で言うと、仮面ライダーカードみたいなもんか?ガンプラか?と思うと、納得できるかな???


2012/03/11

元伊勢へお参り・・・

京都マラソンの規制が終わってから、大江山の手前、元伊勢へお参りしました。

お参りは、二回めですが、パワースポットのひとつですね。

本殿の周りに、小さな祠がたくさんあり、それぞれ、神社の名前が貼ってあります。さざれ石もあり、コケも生えておりました。天照大御神が、伊勢にお出でになる前に、おられたところで、元伊勢と言われます。外宮、五十鈴川も近くにあります。



一願成就のお祈り。
夏至の日、二見浦の夫婦岩の間から上ったお日様が、都の上を通り、この山の奥へ沈むそうです。




シノワ・るる、いか天美味・・・


久しぶりにやってきました。

新メニュー、イカのてんぶら。
超、美味です。